ラテラルウォーターハザード

らてらるうぉーたーはざーど

ラテラルウォーターハザードとは、2019年のゴルフ規則改正前に使用されていた用語で、コースに平行または沿って存在する水域を指し、赤杭または赤線で境界が示されていました。「ラテラル（lateral）」は「横の」という意味で、コースを横切るように配置された通常のウォーターハザード（黄杭）とは区別されていました。ラテラルウォーターハザードの特徴は、救済の選択肢が多いことで、1打罰で(1)元の位置から打ち直し、(2)ボールが最後に境界を横切った地点とホールを結ぶ線上の後方にドロップ、(3)ボールが境界を最後に横切った地点から2クラブレングス以内の横方向にドロップ、の3つの選択肢がありました。2019年の規則改正により、この用語は廃止され、「赤杭のペナルティエリア」という新しい名称に統一されましたが、救済の考え方は基本的に同じです。古い用語として今でも使われることがあり、ゴルフの歴史や規則の変遷を理解する上で知っておくべき用語の一つです。