ゴルフ用語辞典

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トラブルショット

とらぶるしょっと

トラブルショットとは、林の中、深いラフ、傾斜地、木の枝の下、バンカーなど、通常とは異なる難しい状況からのショットを指します。ゴルフでは必ずしも理想的なライからショットできるわけではなく、トラブルに対応する技術がスコアを左右します。トラブルショットの基本は、無理をせず次のショットで良い状態に戻すことを優先する「脱出第一」の考え方です。林の中からは低い弾道で脱出する、深いラフからはロフトのあるクラブで確実に出す、急な傾斜ではバランスを重視するなど、状況に応じた対応が求められます。上級者は意図的に球筋を曲げたり、低い弾道や高い弾道を打ち分けてトラブルを切り抜けます。しかし、アマチュアゴルファーにとっては、リスクの高いショットを避け、確実に脱出できる選択をすることがスコアマネジメント上重要です。セベ・バレステロスやフィル・ミケルソンなど、トラブルショットの名手と呼ばれるプロゴルファーも存在します。トラブルを想定した練習を行うことで、本番でのミスショット後のリカバリー能力が向上し、大叩きを防ぐことができます。