ゴルフ用語辞典

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ラフ

らふ

ラフは、フェアウェイの外側にある、芝が長く伸びたエリアのことを指します。通常、芝の長さは30~100mm程度で、フェアウェイよりも打ちにくい状況を作り出します。ラフの深さはコースの管理方針やトーナメントの難易度設定によって調整され、プロトーナメントでは意図的に深く伸ばして難易度を上げることがあります。ラフには「ファーストカットセミラフ)」と呼ばれる、フェアウェイに近い比較的短いラフと、より外側の深い「ヘビーラフ」があります。ラフからのショットは、芝がクラブフェースとボールの間に入り込むため、「フライヤー」と呼ばれる予想以上に飛ぶ現象や、逆にボールが上がらない「ヘビー」な状況が発生します。このため、番手の選択や打ち方の調整が必要です。戦略的にラフを避けてフェアウェイをキープすることが、安定したスコアメイクには不可欠です。また、林の中や深い草むらは「ディープラフ」と呼ばれ、脱出するだけで精一杯の状況になることもあります。ラフの管理は、コースの難易度とプレイのペースに大きく影響します。