セミラフ

せみらふ

セミラフは、フェアウェイとラフの中間的な芝の長さのエリアで、ファーストカットとも呼ばれます。芝の高さは20〜30mm程度で、フェアウェイ（10〜15mm）よりは長いですが、ラフ（40〜80mm以上）よりは短く刈り込まれています。このエリアからのショットは、フェアウェイほど完璧なコンタクトは難しいですが、ラフほど芝の抵抗を受けることもなく、比較的打ちやすい状況です。ティーショットがわずかにフェアウェイを外れた場合でも、セミラフに止まっていれば次のショットでグリーンを狙うことができます。ただし、芝の密度や湿り具合によってはクラブが抜けにくく、ダフリやトップのミスが出やすくなります。セミラフからのショットでは、少し強めに振ることでボールをクリーンに打つことができます。コースによっては、セミラフとラフの境界が曖昧な場合もあり、ライの状況を見極める判断力が必要です。戦略的には、セミラフを避けてフェアウェイをキープすることが望ましいです。