グリーン
ぐりーん
グリーンは、各ホールの最終地点にある、芝が非常に短く刈り込まれた、パッティング専用のエリアです。別名パッティンググリーンとも呼ばれ、カップ(ホール)が設置されています。芝の長さは通常3~5mm程度に維持され、ボールが滑らかに転がるように管理されています。グリーンの速さは「スティンプメーター」という器具で測定され、プロトーナメントでは10~13フィート程度の高速グリーンが使用されます。グリーンには様々な傾斜(アンジュレーション)があり、上りライン、下りライン、フックライン、スライスラインなど、ボールの転がり方を読む技術が求められます。また、グリーンの硬さや芝目(芝の生える方向)もパッティングに影響します。グリーン上では、自分のボールマークを修復するのがマナーであり、他のプレイヤーのラインを踏まないよう注意が必要です。「グリーンインレギュレーション(GIR)」は、規定打数より2打少ない時点でグリーンに乗せることを指し、スコアメイクの重要な指標です。グリーンキーパーによる日々の管理が、プレイの質を大きく左右します。