グリーンキーパー
ぐりーんきーぱー
ゴルフ場のコース管理を専門に行う技術者のことで、グラウンドキーパーやコース管理者とも呼ばれます。グリーン、フェアウェイ、ラフ、バンカー、ティーグラウンドなど、コース全体のメンテナンスを担当し、最適なプレーコンディションを維持する重要な役割を果たします。主な業務には、芝の刈り込み、エアレーション、施肥、病害虫防除、灌水管理、バンカー整備、ピン位置の設定などがあります。特にグリーンの管理は高度な技術が必要で、芝の種類(ベント芝、高麗芝など)に応じた適切な管理を行い、理想的なグリーンスピードとコンディションを保ちます。スティンプメーターを使用してグリーンスピードを測定し、トーナメント時には9~12フィート、通常時には8~10フィート程度に調整します。また、季節や天候に応じた芝の管理、排水対策、環境保全への配慮なども重要な仕事です。グリーンキーパーになるには、芝草学、土壌学、植物病理学などの専門知識が必要で、日本では芝草管理技術者の資格制度もあります。名門コースでは、経験豊富なヘッドグリーンキーパーが、数十人のスタッフを率いて日々のコース管理を行っています。