ゴルフ用語辞典

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バンカー

ばんかー

バンカーは、砂で満たされた窪地状のハザード(障害物)で、ゴルフコースの戦略性を高める重要な要素です。大きく分けて、フェアウェイ沿いに配置された「フェアウェイバンカー」と、グリーン周辺に配置された「ガードバンカーグリーンサイドバンカー)」の2種類があります。フェアウェイバンカーは主にティーショットを狙った位置に配置され、飛距離と正確性の両立を要求します。グリーンサイドバンカーは、グリーンを守るように配置され、アプローチショットの難易度を上げます。バンカーショットは、サンドウェッジを使用し、ボールの手前の砂を打つ「エクスプロージョンショット」が基本技術です。ルール上、バンカー内ではクラブを砂につけてはいけない(アドレス前)という制約があります。スコットランドの伝統的なリンクスコースでは、深く急な壁を持つバンカーが特徴的で、「ポットバンカー」と呼ばれます。バンカーからの脱出率は、アマチュアゴルファーのレベルを測る一つの指標であり、練習によって大きく改善できる技術です。