ゴルフ用語辞典

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ポットバンカー

ぽっとばんかー

ポットバンカーとは、小さくて深い壺状のバンカーのことで、主にスコットランドのリンクスコースに多く見られる伝統的なハザードです。直径が数メートル程度と小さく、深さは1メートル以上になることもあり、一度捕まると脱出が非常に困難です。ポットバンカーの特徴は、アゴが極めて高く垂直に近い形状をしており、グリーン方向への直接脱出が不可能な場合も多いことです。このため、まずは横や後方への安全な脱出を優先し、1打を犠牲にしてでも確実にバンカーから出すという判断が求められます。戦略的には、ティーショットやアプローチでポットバンカーを徹底的に避けるコースマネジメントが重要です。英国の伝統的なコースでは、フェアウェイバンカーとしても配置されており、250ヤード付近など、ドライバーが届く距離に設計されています。ポットバンカーからの脱出には、サンドウェッジを使用し、ボールを高く上げる技術が必要ですが、状況によっては安全策を選ぶ勇気も必要です。