ゴルフ用語辞典

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サンドウェッジ

さんどうぇっじ

サンドウェッジは、主にバンカーショットのために設計された専用クラブで、SWと略記される。ロフト角は54度から58度程度で、クラブヘッド底部に大きな出っ張り(バウンス)が付いているのが特徴である。このバウンスにより、砂に潜り込みすぎることなく、砂の表面を滑るように打つことができる。1930年代にジーン・サラゼンが発明したとされ、それまでバンカーからの脱出は非常に困難だったが、このクラブの登場により成功率が飛躍的に向上した。バンカーショット以外にも、グリーン周りの深いラフからのショットや、短距離でボールを高く上げたい場合にも使用される。フルスイングでの飛距離は男性で80-100ヤード、女性で50-70ヤード程度である。バウンス角は4度から14度程度まで様々なタイプがあり、砂質の硬さやプレーヤーの打ち方に応じて選択される。硬い砂や硬い地面ではバウンスの少ないモデルが、柔らかい砂ではバウンスの大きいモデルが適している。現代のゴルフでは、サンドウェッジは必携のクラブとして認識されている。