ゴルフ用語辞典

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ロブウェッジ

ろぶうぇっじ

ロブウェッジは、最もロフト角の大きいウェッジで、通常58度から64度のロフトを持つ。LWまたはLと略記されることが多い。主にグリーン周辺から障害物を越えて、ボールを高く上げて柔らかく着地させるロブショットに使用される。フルスイングでの飛距離は男性で60-80ヤード、女性で40-60ヤード程度と短いが、ボールの打ち出し角度が非常に高く、着地後のランが少ないため、ピンが近くに切られている場合や、グリーンとの間にバンカーや池などの障害物がある状況で威力を発揮する。1980年代にフィル・ミケルソンなどのプロゴルファーが多用したことで普及が進んだ。使いこなすには高度な技術が必要で、ダフリトップのミスが出やすいため、初心者には扱いが難しいクラブとされている。バウンス角は比較的小さめに設計されているものが多く、クリーンにボールをヒットすることが求められる。上級者は、フェースを開いてさらに高い弾道を出すテクニックも使用する。スコアメイクの重要な武器となる一方で、リスクも伴うクラブである。