バウンス角
ばうんすかく
バウンス角とは、ウェッジのソール部分(クラブの底面)が地面に対してなす角度のことを指し、主にサンドウェッジやその他のウェッジで重要な仕様となります。この角度は、クラブヘッドのリーディングエッジ(前縁)を地面に置いたとき、ソールの最下点がどれだけ地面から離れているかを示します。バウンス角が大きい(10度以上)ウェッジは、砂や柔らかい地面で滑りやすく、バンカーショットやラフからのショットに適しています。逆にバウンス角が小さい(6度以下)ウェッジは、硬い地面や薄い芝から打つ場合に地面に刺さりにくく、クリーンなコンタクトが得られます。一般的なサンドウェッジのバウンス角は8~14度程度で、中間的な10~12度が最も汎用性が高いとされています。プレイヤーのスイングタイプによっても最適なバウンス角は異なり、スイングが鋭角的(スティープ)な人はバウンス角の大きいウェッジが、浅い角度(シャロー)でスイングする人はバウンス角の小さいウェッジが適しています。コースコンディションや自分のスイング特性を理解し、適切なバウンス角のウェッジを選択することが、アプローチショットやバンカーショットの成功率を高める鍵となります。