打ち出し角
うちだしかく
打ち出し角とは、ボールがクラブフェースから離れた瞬間の、地面に対する弾道の角度を指します。ロフト角、インパクト時のフェースの向き、スイング軌道、ボールポジション、シャフトのしなりなど、複数の要素が組み合わさって決まります。ドライバーでは通常10~15度程度が理想的とされ、高すぎるとキャリー不足、低すぎるとランが出にくくなります。アイアンショットでは番手ごとに異なり、ショートアイアンほど打ち出し角が大きくなります。打ち出し角はスピン量と密接な関係があり、両者のバランスが最適な飛距離と弾道を生み出します。弾道測定器を使用することで正確な打ち出し角のデータを取得でき、クラブフィッティングやスイング改善に活用できます。アッパーブローで打つとロフト角以上の打ち出し角に、ダウンブローで打つとロフト角より低い打ち出し角になる傾向があります。最適な打ち出し角を実現することで、飛距離の最大化とコントロール性能の向上が可能になります。