弾道コントロール

だんどうこんとろーる

弾道コントロールとは、ボールの高さ、方向、曲がり具合を意図的に操る技術を指します。上級ゴルファーやプロは、状況に応じて高い球、低い球、ドロー、フェード、ストレートボールを打ち分けることができます。弾道の高さは主に打ち出し角とスピン量で決まり、ボールポジション、体重配分、ハンドファーストの度合いで調整します。低い球を打つにはボールを右寄りに置き、体重を左足に多めにかけ、ハンドファーストを強めます。高い球を打つにはその逆の調整を行います。曲がり具合はスイング軌道とフェース角度の組み合わせで決まり、インサイドアウト軌道でドロー、アウトサイドイン軌道でフェードを打ちます。風の強い日には低い球で風の影響を抑え、障害物を越える際には高い球を打つなど、状況判断が重要です。弾道コントロールの習得には、基本スイングの確立が前提となり、その上で細かな調整技術を身につける必要があります。トラックマンなどの弾道測定器を使用すれば、打ち出し角、スピン量、ボールスピードなどのデータを確認でき、効率的な練習が可能です。