スイング軌道
すいんぐきどう
スイング軌道は、クラブヘッドがバックスイングからダウンスイング、インパクト、フォロースルーまでの一連の動きで描く経路のことです。スイング軌道はボールの打ち出し方向、弾道、飛距離に直接影響する最も重要な要素の一つです。インパクト時のスイング軌道は、主に3つのパターンに分類されます。インサイドイン軌道は、クラブヘッドが内側から入り、インパクト後も内側に抜ける理想的な軌道で、ストレートボールを打ちやすくなります。インサイドアウト軌道は、内側から入り外側に抜ける軌道で、ドローボールが出やすく飛距離が伸びますが、過度になるとプッシュアウトやフックの原因になります。アウトサイドイン軌道は、外側から入り内側に抜ける軌道で、フェードボールが出やすい反面、スライスの原因にもなります。スイング軌道を改善するには、アドレスでの正しいアライメント、体の回転と腕の振りのバランス、適切な体重移動が重要です。練習では、アライメントスティックを使った軌道確認や、ヘッドスピード測定器、弾道測定器を活用することで、自分のスイング軌道の傾向を把握し修正できます。