ロフト角
ろふとかく
ロフト角は、ゴルフクラブのフェース面が地面に対してなす角度のことで、クラブ選択とボールの弾道を決定する最も重要な要素の一つです。角度が小さいほどボールは低く遠くに飛び、角度が大きいほどボールは高く上がりますが飛距離は短くなります。例えば、ドライバーは通常9~12度程度、フェアウェイウッドは15~20度、アイアンは番手が上がるごとに3~4度ずつ大きくなり、ウェッジでは50~60度にもなります。ロフト角の違いにより、同じスイングスピードでも飛距離や弾道の高さが大きく変わるため、状況に応じた適切なクラブ選択が求められます。また、近年のストロングロフト設計では、従来の7番アイアンが5番アイアン相当のロフト角になっているモデルもあり、飛距離性能が向上しています。ロフト角の調整機能を持つドライバーも多く、プレーヤーのスイング特性やコースコンディションに合わせて最適な角度に設定できます。ロフト角の理解は、距離のコントロールとスコアメイクに不可欠な知識です。