調整機能
ちょうせいきのう
調整機能とは、ゴルフクラブのヘッドやシャフトに搭載された、ロフト角やライ角、フェース角などを変更できる機構のことを指します。特にドライバーやフェアウェイウッドに多く採用されており、スリーブを回転させることでシャフトの挿入角度を変え、ロフト角を±1~2度程度調整できるモデルが一般的です。この機能により、プレーヤーは自分のスイング特性や弾道の傾向に合わせてクラブをカスタマイズでき、スライスやフックの補正、打ち出し角の最適化が可能になります。また、ウェイトを移動させることで重心位置を調整できるシステムも調整機能の一種で、ドローやフェードの打ち分けやすさ、慣性モーメントの変更が可能です。調整機能を適切に活用することで、クラブを買い替えることなく様々なコンディションや技術レベルの変化に対応でき、長期的にクラブを使用することができます。ただし、調整後は必ず練習場で弾道を確認し、自分のスイングに合った設定を見つけることが重要です。