ストロングロフト
すとろんぐろふと
ストロングロフトとは、従来の番手よりもロフト角を立てた(小さくした)設計のクラブのことを指します。例えば、従来の7番アイアンのロフト角が34度だったものを30度にするなど、同じ番手でもより飛距離が出るように設計されています。2000年代以降、多くのクラブメーカーがストロングロフト化を進めており、現在では7番アイアンのロフト角が28度前後という製品も珍しくありません。この設計により、同じ番手でも以前より1~2番手分飛距離が伸びる効果があります。ただし、ロフト角を立てることでボールが上がりにくくなる傾向があるため、低重心設計やソールの幅を広げるなど、打ち上げやすくする工夫が施されています。また、ストロングロフト化により番手間の飛距離の階段が均等になり、距離の打ち分けがしやすくなるメリットもあります。購入時には、従来の感覚での番手選びではなく、実際のロフト角や飛距離を確認することが重要です。