番手
ばんて
番手とは、ゴルフクラブの種類や区分を表す呼称で、主にアイアンやウェッジの分類に使用されます。アイアンは通常3番から9番まであり、数字が小さいほどロフト角が小さく飛距離が出ます。逆に数字が大きくなるにつれてロフト角が大きくなり、飛距離は短くなりますが弾道は高くなります。例えば、7番アイアンで150ヤード飛ぶゴルファーは、6番アイアンなら約160ヤード、8番アイアンなら約140ヤードという具合に、番手ごとに約10ヤード程度の距離差が生まれるのが一般的です。ゴルフでは自分の各番手ごとの正確な飛距離を把握することが非常に重要で、これをクラブセッティングや距離測定に活用します。残りの距離に応じて適切な番手を選択することをクラブ選択と呼び、これがスコアメイクの鍵となります。プロゴルファーは番手ごとの飛距離を精密に管理し、風や気温、高低差なども考慮して最適な番手を選択します。また、「番手を上げる」「番手を下げる」という表現は、より飛ぶクラブや飛ばないクラブに変更することを意味します。