ゴルフ用語辞典

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ピッチングウェッジ

ぴっちんぐうぇっじ

ピッチングウェッジは、アイアンセットに含まれる短距離用クラブで、ロフト角は一般的に44度から48度程度である。PWと略記されることが多い。主に100ヤード前後のアプローチショットに使用され、グリーン周辺からのピッチショットに最適なクラブとして設計されている。フルスイングでの飛距離は男性で100-120ヤード、女性で70-90ヤード程度が目安となる。ボールを高く上げて柔らかく着地させることができるため、グリーンを狙う精密なショットに適している。また、バンカーショットやラフからの脱出にも使用される。1930年代にアメリカのクラブメーカーが開発し、それ以前はニブリックと呼ばれるクラブが同様の役割を果たしていた。現代のゴルフでは、ピッチングウェッジは14本のクラブセットに必ず含まれる基本的なクラブの一つであり、スコアメイクに欠かせない重要な道具である。多くのプロゴルファーは、ピッチングウェッジを使ったハーフスイングやスリークォータースイングを駆使して、距離をコントロールしている。