ゴルフ用語辞典

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アッパーブロー

あっぱーぶろー

アッパーブローとは、ゴルフスイングにおいてクラブヘッドが最下点を通過した後、上昇軌道に入りながらボールをインパクトする打ち方を指します。これはダウンブローと対をなす概念で、主にドライバーショットで推奨される打法です。ティーアップされたボールを下から上へ打ち上げるようにインパクトすることで、高い打ち出し角と低スピン量を実現し、最大飛距離を得ることができます。現代のドライバー理論では、アッパーブローで打つことが飛距離最大化の鍵とされており、プロゴルファーの多くが3~5度程度の上昇角度でインパクトしています。アッパーブローを実現するには、ボールポジションを左足寄り(右打ちの場合)に置き、体重配分をやや右足に残し気味にし、スイングの最下点がボールの手前になるようにセットアップします。また、右肩を下げ過ぎないこと、適度なタメを保つことも重要です。ただし、フェアウェイウッドアイアンでは基本的にダウンブローで打つため、クラブによって打ち方を使い分ける必要があります。アッパーブロー飛距離アップの重要な技術要素です。