アイアンショット
あいあんしょっと
アイアンショットは、アイアンクラブを使って行うショットの総称で、主にフェアウェイやラフからグリーンを狙う際に使用されます。ウッドと異なり、アイアンは距離よりも方向性と正確性を重視した設計になっており、番手ごとに約10ヤード刻みで飛距離が変わります。アイアンショットの基本は、ダウンブローの軌道でボールを捉え、インパクト後にターフを取ることです。これによりボールに適切なバックスピンがかかり、グリーン上でボールを止めることができます。アドレスではボールを中央よりやや右寄りに置き、ハンドファーストの構えから体重を左足に乗せながらダウンスイングを行います。アイアンショットの精度は、グリーンを捉える確率(GIR:Green in Regulation)として測定され、スコアメイクに直結する重要な指標です。プロゴルファーのGIRは70%前後ですが、アマチュアゴルファーは30%程度が平均です。距離感を養うには、各番手での自分の飛距離を正確に把握し、フルショットだけでなくハーフショットやスリークォーターショットなど、振り幅による距離調整も習得することが重要です。