スティンプメーター
すてぃんぷめーたー
スティンプメーターとは、グリーンの速さ(転がり具合)を測定するための専用器具です。1935年にエドワード・スティンプソンによって開発され、長さ約36インチ(91cm)のV字型の溝を持つアルミニウム製の測定器です。使用方法は、グリーン上に器具を置き、一定の角度でボールを転がし、その距離を測定します。同じ地点から反対方向にも測定し、両方の平均値をフィート単位で表します。この数値をスティンプメーター値(スティンプリーディング)と呼び、値が大きいほどグリーンが速いことを意味します。一般的なパブリックコースでは8から9フィート、トーナメント会場では11から13フィート、メジャー大会では13から14フィート以上に設定されることもあります。グリーンの速さは、パッティングの距離感や戦略に大きく影響するため、プロトーナメントでは毎日測定されます。