グリーンスピード
ぐりーんすぴーど
グリーンスピードとは、パッティンググリーン上でボールが転がる速さのことを指し、グリーンの硬さや芝の長さ、湿度などによって変化します。グリーンスピードの測定にはスティンプメーターという専用器具が使用され、「スティンプ値」として数値化されます。この値が大きいほどグリーンが速く、小さいほど遅いことを意味します。一般的なゴルフ場のグリーンスピードは9~10フィート程度ですが、プロトーナメントでは12~14フィート以上の高速グリーンが使用されることもあります。グリーンスピードはパッティングの距離感に直接影響するため、ラウンド前の練習グリーンでスピードを確認することが重要です。速いグリーンでは弱めのタッチで、遅いグリーンでは強めのタッチが必要になります。また、上りのラインと下りのラインでは体感速度が大きく異なり、特に下りの速いグリーンでは繊細なタッチが求められます。グリーンスピードは時間帯や天候によっても変化し、朝露が残る早朝は遅く、乾燥した午後は速くなる傾向があります。芝目の影響も受けるため、総合的な判断が必要です。