芝目

しばめ

芝目とは、グリーン上の芝生が生えている方向や傾きのことを指し、パッティング時のボールの転がりに大きな影響を与える重要な要素です。芝目は主に順目（じゅんめ）と逆目（さかめ）の2種類があり、順目は芝が倒れている方向にパットする状態で、ボールは速く転がり、曲がりも大きくなります。逆に逆目は芝が立っている方向にパットする状態で、ボールは遅く転がり、曲がりも小さくなります。芝目の読み方としては、グリーンの色が白っぽく光って見える方向が順目、濃い緑に見える方向が逆目とされています。また、芝は一般的に水が流れる方向や低い方向、日が当たる方向に向かって伸びる傾向があります。プロゴルファーやキャディは、グリーンの読みを行う際に傾斜だけでなく芝目も慎重にチェックし、パッティングのラインとスピードを決定します。特に日本の高麗芝は芝目の影響が強く、ベント芝に比べて芝目を読む技術がより重要になります。芝目を正確に読むことは、パッティング精度を高め、スコアメイクに直結します。