パッティング
ぱってぃんぐ
パッティングとは、グリーン上でパターを使用してボールをカップに入れるための技術のことを指します。「ゴルフはパッティングに始まりパッティングに終わる」と言われるほど重要で、スコアの約40%をパット数が占めるとされています。パッティングの基本は、正確なアライメント、安定したストローク、適切な距離感の3要素です。グリップ方法には、オーバーラッピング、リバースオーバーラッピング、クロスハンドグリップなど様々なスタイルがあります。ストロークは、振り子のように肩を支点とした動きが基本で、手首を使わずに一定のリズムとテンポを保つことが重要です。距離感を合わせるには、バックスイングとフォロースルーの大きさを同じにする「イーブンペース」の原則が効果的です。また、グリーンの傾斜や芝目を読む「ラインの読み」も極めて重要なスキルで、上り下り、左右の傾斜、芝の成長方向などを総合的に判断します。朝露がある時と乾燥している時ではスピードが異なるため、その日のグリーンコンディションに合わせた調整も必要です。メンタル面では、自信を持って打つことと、ミスを引きずらないことが重要です。プロゴルファーは、1ラウンドで平均28~32パット程度であり、アマチュアがこれに近づけることができればスコアは劇的に改善します。