ラインの読み

らいんのよみ

ラインの読みとは、グリーン上でボールからカップまでの最適な経路を判断する技術を指します。グリーンの傾斜、芝目、芝の種類、グリーンスピード、ボールとカップの距離など、複数の要素を総合的に分析する必要があります。基本的には低い方向に向かってボールは曲がり、芝目が順目なら速く、逆目なら遅くなります。朝露のある早朝と乾燥した午後ではグリーンスピードが大きく異なります。ラインを読む際は、ボールの後方、カップの後方、側面など複数の角度から観察し、全体の傾斜を把握することが重要です。上り下りのラインでは曲がり幅が異なり、下りのパットほど繊細なタッチが求められます。プロゴルファーは足裏の感覚でも傾斜を確認します。近年はグリーンリーディングブックを活用する選手も増えていますが、最終的には自分の目と経験を信じることが大切です。正確なライン読みとタッチのコントロールが組み合わさることで、パット数を大幅に減らすことができます。