ゴルフ用語辞典

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ライ

らい

ライとは、ボールが地面に止まっている状態や位置のことを指し、ショットの難易度や戦略を大きく左右する重要な要素です。「良いライ」とは、フェアウェイの平坦な芝の上にボールが適度に浮いている状態を指し、クリーンにボールを打ちやすい理想的な状況です。逆に「悪いライ」には、ラフに沈んだ状態、ディボット跡、ベアグラウンド(裸地)、傾斜地などがあり、それぞれ異なる対応が必要です。ラフのライでは、芝がクラブとボールの間に入るため、フライヤー(予想以上に飛ぶ現象)が起きやすくなります。つま先上がりつま先下がり左足上がり左足下がりといった傾斜地のライでは、スタンスボールポジションクラブ選択を調整する必要があります。また、「ライ角」という用語もあり、これはクラブのシャフトソールのなす角度を指し、クラブフィッティングにおいて重要な要素です。適切なライ角でないと、トゥやヒールが浮いてしまい、方向性に影響します。コースマネジメントの観点からは、次のショットのライを考慮してプレーすることが重要で、無理に飛距離を追わず、良いライにボールを運ぶことがスコアアップの秘訣です。