左足下がり

ひだりあしさがり

左足下がりとは、右打ちゴルファーにとって左足側が低く、右足側が高い傾斜地のことを指します。このライは4つの傾斜の中で最も難易度が高いとされ、ボールが上がりにくく、右に曲がりやすい特徴があります。体重が左足に偏りやすく、ダウンブローの軌道が強くなるため、実際のロフト角よりも低い弾道となります。そのため、番手選択では通常より1〜2番手小さめのクラブを選び、確実にボールを上げられるロフトのあるクラブを使用することが重要です。スタンスは傾斜に沿って取り、右肩を高く、左肩を低くすることで体を傾斜と平行に保ちます。ボールポジションは通常よりもやや左寄りに置き、傾斜の最下点でボールを捉えるようにします。このライではダフリやトップのミスが出やすいため、コンパクトなスイングでミート率を優先することが推奨されます。また、フォロースルーが取りにくく、スイングバランスを崩しやすいため、フィニッシュまで振り切らずにコントロールショットを心がけます。左足下がりからのショットは距離が出にくいため、無理にグリーンを狙わず、次のショットが打ちやすい場所にレイアップする判断も重要です。練習では、傾斜に応じた体の傾きとボール位置の調整を習得することが、実戦での成功率を高めます。