ディボット
でぃぼっと
ディボットとは、アイアンショットなどでクラブヘッドが芝生を削り取った跡、または削り取られた芝生そのもののことを指します。正しいアイアンスイングでは、ボールを先に捉えてからクラブヘッドが芝生に接触し、薄くターフを削り取るダウンブローの軌道が理想とされており、この際にディボットができます。ディボットはインパクトの質を示す指標でもあり、ボールの先(目標方向)にディボット跡ができることが適切なインパクトの証拠です。ゴルフのエチケットとして、自分が作ったディボット跡は目土で埋めるか、削り取った芝生を戻して足で踏み固めるなど、コースを修復することが求められます。また、他のプレーヤーが残したディボット跡にボールが入ってしまった場合は、運が悪いですがそのままプレーしなければなりません。ディボットの深さや向きを確認することで、自分のスイング軌道やインパクトの状態を把握することができ、スイング改善のヒントになります。プロゴルファーのディボット跡は非常に薄く、一定の方向を向いており、再現性の高いスイングを実現している証拠となっています。