フライヤー
ふらいやー
フライヤーは、ラフやフェアウェイの芝が濡れている状態で発生する現象で、ボールとクラブフェースの間に芝や水分が挟まることでスピン量が減少し、通常よりもボールが飛びすぎてしまうことを指します。特にアイアンショットで顕著に現れ、想定していた距離よりも10〜20ヤード以上飛んでしまうこともあります。フライヤーが起きる主な原因は、インパクト時にボールとフェースの間に芝が入り込み、摩擦が減ってバックスピンがかからなくなることです。雨の日や朝露が残っているラウンド、芝が長めのラフからのショットで発生しやすくなります。フライヤーを防ぐことは難しいため、ライの状況を見てフライヤーの可能性がある場合は、番手を下げる(例:7番アイアンではなく8番アイアン)などの対策が必要です。プロゴルファーもフライヤーには苦労しており、ライの判断とクラブ選択が重要になります。グリーンをオーバーするリスクがあるため、慎重な判断が求められます。