ゴルフ用語辞典

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ヘビーラフ

へびーらふ

ヘビーラフは、芝が非常に長く深く刈り残されたラフエリアで、通常のラフよりもさらに難易度が高い状況を指します。芝の長さは80mm以上になることもあり、ボールが芝に埋もれてしまうこともあります。このような状況からのショットは、クラブヘッドが芝の抵抗を強く受けるため、飛距離が大幅に落ち、方向性のコントロールも困難になります。ヘビーラフからは、グリーンを直接狙うことは難しく、まずはフェアウェイに戻すことを優先すべきです。ロフトのあるクラブ(ウェッジショートアイアン)を使用し、確実にボールを脱出させることが重要です。無理に飛距離を稼ごうとすると、さらに深いトラブルに陥る可能性があります。プロの試合では、ヘビーラフの設定によってコースの難易度が大きく変わります。全米オープンなどのメジャー大会では、特に厳しいヘビーラフが設定され、フェアウェイキープの重要性が強調されます。ヘビーラフを避けるためには、正確なティーショットが不可欠です。