動かせる障害物
うごかせるしょうがいぶつ
動かせる障害物とは、ゴルフ規則において、罰なしに移動させることができる人工物を指します。具体的には、レーキ、ボトル、缶、紙くず、カート、ベンチなど、過度の努力なく移動できるもので、コースや委員会が動かせないと定義していないものが該当します。ボールが動かせる障害物の上や近くにある場合、プレーヤーは罰なしにその障害物を取り除くことができます。ただし、障害物を動かした結果としてボールが動いた場合でも、通常は罰がなく、ボールを元の位置にリプレースする必要があります。バンカー内の石やレーキなども動かせる障害物に含まれます。一方、動かせない障害物としては、建物、配水溝の固定されたカバー、固定された距離標識などがあり、これらからの救済は別の規則が適用されます。プレーヤーは動かせる障害物と動かせない障害物の違いを理解し、適切な処置を取ることが求められます。