ピン型
ぴんがた
ピン型とは、パターのヘッド形状の一種で、1966年にカーステン・ソルハイムが設立したピン社が開発した「PING ANSER」が原型となっています。その形状から、アンサー型とも呼ばれます。ピン型の特徴は、ヘッドのトゥ側とヒール側に突起した部分があり、中央部分がくり抜かれたような形状をしていることです。この設計により、重量が周辺部に配分され、スイートスポットが広がり、方向性の安定性が向上します。また、ネック部分がヒール寄りに配置されているため、フェースの開閉を使ったストロークがしやすく、タッチを重視するプレーヤーに好まれます。ピン型は、発売以来50年以上にわたって世界中のゴルファーに愛用され、PGAツアーでも最も多く使用されているパターの一つです。操作性が高い反面、マレット型に比べるとミスヒットへの寛容性はやや低いため、ある程度の技術が求められます。しかし、その繊細なタッチと確かなフィードバックは、多くの上級者やプロゴルファーに支持されています。