ゴルフ用語辞典

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紛失球

ふんしつきゅう

紛失球(ロストボール)とは、打ったボールが見つからない、または規則で定められた制限時間内に発見できなかった場合のことを指します。2019年の規則改正により、ボールを探す時間は5分から3分に短縮されました。紛失球と判定された場合、プレーヤーはストロークアンドディスタンスの処置を取り、1打罰を加えて元の位置から打ち直さなければなりません。これにより、実質的に2打を失うことになります。紛失球を防ぐため、ボールの行方が不明な場合は、暫定球を打つことができます。暫定球は元のボールが見つからなかった場合にそのままプレーを続けられるため、打ち直しのために戻る時間を節約できます。ラフや林に打ち込んだ場合、3分間の捜索時間を有効に使い、複数人で探すことでボールを見つける確率が上がります。ただし、スロープレーを避けるため、長時間探し続けることは避けるべきです。紛失球のリスクが高い場合は、ティーショットで安全なルートを選ぶ、または方向性を重視したクラブ選択をすることが重要です。競技ゴルフでは紛失球による2打ロスが順位に大きく影響するため、ボールの方向を常に確認し、目印を覚えておくことが推奨されます。マーカーやキャディと協力してボールの落下地点を共有することも、紛失を防ぐ有効な手段です。