ゴルフ用語辞典

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スロープレー

すろーぷれー

スロープレーとは、プレーのペースが遅く、規定時間を超過したり、前の組との間隔が大きく開いたりする状態のことを指します。ゴルフでは18ホールラウンドを通常4時間から4時間30分程度で回ることが標準とされており、これを大幅に超えるとスロープレーと見なされます。スロープレーの主な原因には、素振りやルーティンに時間をかけすぎる、ボール探しに長時間を費やす、グリーン上でのライン読みに時間をかけすぎる、クラブ選択に迷う、カートの移動が遅いなどがあります。競技ゴルフでは、スロープレーに対してペナルティが科されることがあり、最悪の場合は失格となることもあります。スロープレーを防ぐためには、前の組に追いつけるペースでプレーする、自分の番が来る前に準備をしておく(プレレディゴルフ)、ボール探しは3分以内に制限する、グリーン上では他のプレーヤーがパットしている間にラインを読んでおく、などの心がけが重要です。また、打つ順番を柔軟に変更する「レディゴルフ」を採用することで、全体のプレー時間を短縮できます。ゴルフ場によっては、ハーフ2時間15分などの目安時間が設定されており、これを守ることがマナーとされています。スロープレーは後続の組や全体の進行に影響を与えるため、常にペースを意識したプレーが求められます。