コンシード

こんしーど

コンシードとは、マッチプレーにおいて、対戦相手が次のストロークを確実に成功させると認め、そのストロークを実際に打たせずに成功したものとみなすことを宣言する行為です。主にグリーン上の短いパット（オーケーパット）で適用され、「それは良し」「オーケー」などの言葉で伝えます。相手がカップインしたものとして扱われるため、実際にパットする必要がなくなり、プレーの進行がスムーズになります。コンシードはマッチプレー特有のルールであり、ストロークプレーでは認められていません。与えるタイミングや距離は対戦相手の判断に委ねられており、戦略的な要素も含まれます。ごく短い距離であっても、プレッシャーのかかる場面では外す可能性があるため、重要な局面では簡単にコンシードしないこともあります。逆に、相手のリズムを崩さないために積極的にコンシードを与える場合もあります。プライベートラウンドでも、時間短縮とプレーの円滑化のために、仲間内でオーケーパットを認め合うことが一般的ですが、正式なストロークプレーではすべてのパットを完結させる必要があります。