セルフプレー
せるふぷれー
セルフプレーとは、キャディを付けずにプレイヤー自身がすべての判断や作業を行ってラウンドするプレースタイルのことです。日本のゴルフ場では、従来キャディ付きが主流でしたが、近年はセルフプレーが急速に普及しており、特にパブリックコースやリゾートコースでは標準的なプレー形態となっています。セルフプレーでは、プレイヤー自身がクラブの選択、距離の測定、グリーンのライン読み、スコアの記録などを行います。また、カートの運転やクラブの管理、ボールやティーペグの準備なども自分で行う必要があります。メリットとしては、料金が安く、自分のペースでプレーでき、同伴者との会話を楽しめる点が挙げられます。一方で、コース管理やマナーの知識、スムーズな進行のための配慮が求められます。レーキでバンカーをならす、グリーンのボールマークを直す、ディボット跡を修復するなど、コース保全も自分で行います。GPSナビや距離測定器を使用することで、キャディがいなくても正確な距離情報を得られます。セルフプレーを円滑に行うには、事前のコース研究、適切なペース配分、同伴者への配慮が重要です。近年は、若年層や初心者にもゴルフが親しみやすくなる要因の一つとなっています。