ゴルフ用語辞典

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トータル飛距離

とーたるひきょり

トータル飛距離とは、ボールが打ち出されてから最終的に止まるまでの総合的な飛距離のことを指します。これはキャリー(空中を飛んだ距離)とラン(地面に落ちてから転がった距離)を合計したものです。例えば、キャリーが200ヤードでランが20ヤードの場合、トータル飛距離は220ヤードとなります。コースマネジメントにおいては、このトータル飛距離を正確に把握することが重要です。特にドライバーショットでは、キャリーだけでなくランも含めた距離を計算してティーショットの戦略を立てる必要があります。トータル飛距離は、芝の状態、湿度、傾斜、風などの条件によって大きく変化します。フェアウェイが硬く乾燥している場合はランが多く出てトータル飛距離が伸び、逆に柔らかく湿っている場合はランが少なくなります。また、打ち下ろしのホールではランが多く、打ち上げではランが少なくなる傾向があります。最新の弾道測定器では、キャリートータル飛距離を分けて計測でき、クラブ選択スイング改善に活用されています。