ゴルフ用語辞典

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元調子

もとちょうし

元調子とは、ゴルフクラブシャフトにおいて、グリップに近い手元側の部分が最もしなる特性を持つキックポイント設定のことを指します。シャフトの調子は、最もしなる部分(キックポイント)の位置によって元調子中調子先調子の3つに分類されます。元調子シャフトは、スイング中にグリップ側がしなることで、タメを作りやすく、手元の操作性が高いという特徴があります。この特性により、ヘッドスピードが速く、しっかりとタメを作れるゴルファーに適しており、プロや上級者に好まれる傾向があります。また、元調子は球が上がりにくく、低めの弾道になりやすいため、球が上がりすぎる傾向のあるゴルファーにも適しています。ただし、タメが作れないゴルファーが使用すると、シャフトのしなりを活かせずに飛距離が出にくくなることもあります。自分のスイングタイプとヘッドスピードに合った調子のシャフトを選ぶことが、最適なパフォーマンスを引き出す鍵となります。