ゴルフ用語辞典

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グルーブ

ぐるーぶ

グルーブは、アイアンウェッジのクラブフェース面に刻まれた溝のことで、インパクト時にボールとフェースの間に適切な摩擦を生み出し、スピンをかけるために重要な役割を果たします。グルーブがあることで、芝や水分がフェースとボールの間から排出され、クリーンなインパクトが可能になります。特にラフや湿った状態からのショットでは、グルーブの性能がスピン量に大きく影響します。グルーブには、V字型、U字型、角型など様々な形状があり、深さ、幅、間隔などがルールで厳格に規定されています。ゴルフ規則では、プロツアーとアマチュア競技で異なる基準が設けられており、プロ用はスピン性能を抑制するために溝の形状に制限があります。グルーブは使用により摩耗するため、定期的なメンテナンスや交換が必要です。摩耗したグルーブではスピン性能が低下し、特にアプローチショットでボールをグリーン上で止めることが難しくなります。プロゴルファーは、グルーブの状態を常にチェックし、最適な性能を維持するため頻繁にクラブを新調します。