スイングテンポ

すいんぐてんぽ

スイングテンポとは、バックスイングからダウンスイング、インパクト、フォロースルーまでの一連の動作における時間的なリズムと速度配分を指します。個人差はありますが、一般的にバックスイングとダウンスイングの時間比は3対1程度が理想とされています。テンポが速すぎると力みが生じてミスショットにつながり、遅すぎるとヘッドスピードが上がらず飛距離が出ません。プロゴルファーでも松山英樹選手のようにゆったりしたテンポの選手から、セルヒオ・ガルシア選手のように速いテンポの選手まで様々です。重要なのは自分に合ったテンポを見つけ、それを毎回一定に保つことです。メトロノームを使った練習や「イチ、ニ、サン」といった言葉のリズムを活用する方法が効果的です。プレッシャーがかかる場面では無意識にテンポが速くなりがちなため、ルーティンの中でテンポを意識することが大切です。スイングテンポの安定は、方向性と飛距離の両立、再現性の高いスイングの実現に不可欠な要素となります。