ゴルフ用語辞典

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スティンガーショット

すてぃんがーしょっと

スティンガーショットとは、意図的に低い弾道で強いボールを打つ技術で、タイガー・ウッズが得意とすることで有名になったショットです。通常のショットよりも打ち出し角を低く抑え、風の影響を最小限にしながら力強い弾道でボールを運ぶことができます。打ち方としては、ボールをスタンスの中央よりやや右足寄りに置き、グリップを短く持ち、フォロースルーを低く抑えることでロフトを立てた状態でインパクトします。フィニッシュは通常よりもコンパクトになり、体重移動も抑え気味にすることで、スピン量を減らして風に強い弾道を実現します。このショットは強風時のティーショットや、木の枝の下を通すような状況で特に有効です。ロングアイアンユーティリティで打つのが一般的で、方向性も出しやすい特徴があります。ただし、高度な技術が必要で、練習なしに本番で使用するのはリスクが高いため、練習場で十分に練習してから実戦で使用することが推奨されます。