ユーティリティ
ゆーてぃりてぃ
ユーティリティは、ウッドとアイアンの中間的な特性を持つクラブで、UTやハイブリッドとも呼ばれる。2000年代に普及が進み、現在では多くのゴルファーのバッグに入っている。ロフト角は18度から28度程度で、3番から6番程度のロングアイアンの代替として使用されることが多い。ヘッド形状はウッドに似た丸みを帯びたデザインで、重心が低く深い位置に設計されているため、ボールが上がりやすく、ミスヒットにも強いという特徴がある。ロングアイアンが苦手なゴルファーでも、ユーティリティなら比較的容易に打つことができる。フェアウェイからの長距離ショット、ラフからの脱出、ティーショットでの方向性重視のショットなど、多様な場面で活躍する万能クラブである。飛距離は3番ユーティリティで男性180-200ヤード、女性130-150ヤード程度が目安となる。シャフトの長さはアイアンよりやや長く、ウッドより短めに設定されている。プロゴルファーの多くも、難しいライからのショットでユーティリティを選択することが増えており、その有用性が広く認められている。