スパット
すぱっと
パッティング時に目標方向を定めるための目印となる小さな地点のことで、スポットとも呼ばれます。ボールとカップの間にある葉っぱの跡、色の変わった芝、小さな傷やマークなど、ボールの近く(通常30cm~1m先)にある目印を選び、そこに向かってパッティングすることで、より正確な方向性を得ることができます。特に長いパットでは、遠くのカップを直接狙うよりも、近くのスパットを目標にする方が方向性が安定します。プロゴルファーの多くがこのスパット打法を採用しており、パッティングルーティンの一部として、必ずスパットを見つけてからアドレスに入ります。スパットを使うメリットは、目標がボールに近いため視覚的に捉えやすい、風や傾斜などの影響を考慮したラインを明確にできる、パッティングストローク中に頭が動きにくくなるなどです。スパットを選ぶ際は、グリーンの読みを行い、ブレークを計算した上で、ボールの転がり始めの方向を決定する必要があります。練習では、実際にスパットを設定してパッティング練習を繰り返すことで、方向性の精度が向上します。