ツープレーンスイング
つーぷれーんすいんぐ
ツープレーンスイングは、バックスイングとダウンスイングで異なる2つの平面上をクラブが通過するスイング理論です。バックスイングではやや立った(アップライトな)軌道でクラブが上がり、ダウンスイングではより寝た(フラットな)軌道で降りてくる特徴があります。この軌道の違いにより、ダウンスイングでクラブが内側から降りてきて、インサイドアウトの軌道でボールを捉えやすくなり、パワフルなドローボールを打ちやすい利点があります。ツープレーンスイングでは、腕の振りと体の回転を組み合わせ、手首のコックとリリースを積極的に使います。トップオブスイングで作られた手首の角度を、ダウンスイングでインパクト直前まで保ち、そこから一気にリリースすることで大きなヘッドスピードが生まれます。タイガー・ウッズやロリー・マキロイなど、飛距離を重視する多くのプロゴルファーがこのスイングを採用しています。習得には、腕と体の協調性、タイミングの取り方、適切なリリースポイントの感覚が必要で、ワンプレーンスイングよりも複雑ですが、うまく習得できれば飛距離とパワーで大きなアドバンテージが得られます。