ゴルフ用語辞典

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ピッチエンドラン

ぴっちえんどらん

ピッチエンドランは、グリーン周辺から打つアプローチショットの一種で、ボールを上げて飛ばす部分(ピッチ)と、グリーン上を転がす部分(ラン)を組み合わせた技術です。一般的にキャリーとランの比率は5対5から6対4程度とされ、ピッチショットほど高く上げず、ランニングアプローチほど転がさない中間的なショットとして位置づけられます。使用クラブはピッチングウェッジアプローチウェッジが主流で、距離やライの状態に応じてサンドウェッジや9番アイアンを使うこともあります。この技術のメリットは、高く上げすぎないためミスが少なく、グリーン上での転がりを計算に入れることで距離感を出しやすい点にあります。特に日本の洋芝グリーンでは、ランが読みやすいため多用されます。打ち方は通常のアプローチより少しハンドファーストにして、コンパクトなスイングでボールをクリーンに捉えることが重要です。状況に応じてピッチとランの比率を調整できるようになることが、アプローチの上達につながります。