ゴルフ用語辞典

← 用語一覧に戻る

ランニングアプローチ

らんにんぐあぷろーち

ランニングアプローチとは、ボールを低く打ち出して、グリーン上を転がしながらピンに寄せるアプローチショットの技法である。「ランアプ」と略されることもあり、パターに近い感覚で打つことができるため、比較的ミスが少なく安全性の高いショットとして知られている。使用するクラブは主に7番アイアンから9番アイアンピッチングウェッジなど、比較的ロフトの少ないクラブが選ばれる。グリーンまでの間に障害物がなく、グリーン面が平らで速すぎない場合に有効な技術である。打ち方としては、ボールを右足寄りに置き、ハンドファーストの構えから、パッティングのようにコンパクトなスイングで打つことが基本となる。キャリーとランの比率は状況により調整するが、一般的にはキャリー3割、ラン7割程度を目安とする。風の影響を受けにくく、スピンコントロールが難しい状況でも使いやすいため、初心者から上級者まで幅広く活用される技術である。