プレーン
ぷれーん
プレーンとは、正式にはスイングプレーンと呼ばれ、ゴルフスイング中にクラブシャフトやクラブヘッドが描く軌道の平面のことを指す。ベン・ホーガンが著書「モダンゴルフ」で提唱した概念で、アドレス時のボールとプレーヤーの肩を結ぶ傾いたガラス板をイメージするとわかりやすい。理想的なスイングでは、バックスイングとダウンスイングでクラブがこのプレーン上、またはその近くを通過する。プレーンには大きく分けて、ワンプレーンスイングとツープレーンスイングがある。ワンプレーンは上げと下ろしが同じ平面上を通るシンプルなスイングで、ツープレーンはダウンスイングがバックスイングよりやや内側(フラット)な軌道を通る。プレーンがスイング中に大きくずれると、インサイドアウトやアウトサイドインといった軌道の乱れが生じ、フックやスライスの原因となる。現代のゴルフ理論では、クラブの長さによってプレーンの角度が変わり、ドライバーはフラット、ショートアイアンはアップライトになる。スイングプレーンの理解と習得は、安定したスイングを作る上で不可欠である。